comparison etc/xemacs-ja.1 @ 149:538048ae2ab8 r20-3b1

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date Mon, 13 Aug 2007 09:36:16 +0200
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equal deleted inserted replaced
148:f659db2a1f73 149:538048ae2ab8
1 .TH XEMACS 1 "1997 年 3 月 11 日"
2 .UC 4
3 .SH "名前"
4 xemacs \- 次世代 Emacs
5 .SH "形式"
6 .B xemacs
7 [
8 .I <コマンド行オプション>
9 ] [
10 .I <ファイル名>...
11 ]
12 .br
13 .\"以下、bold にすべきコマンド名などが英語では italic になっているので、修正。
14 .SH "機能説明"
15 .B XEmacs
16 は、Free Software Foundation の Richard Stallman によって書かれたもので、
17 .B Emacs
18 との互換性を保持したまま多くの改良が加えられたバージョンです。
19 .B "GNU Emacs "
20 バージョン 19 の早期リリースをもとに開発され、
21 .B "GNU Emacs "
22 の後続リリースと同期がとられています。
23 .PP
24 .B XEmacs
25 の主なマニュアルは、
26 .B XEmacs
27 サブシステムの 1 つである Info を使ってオンラインで参照することができます。
28 完成された最新のマニュアルは、そちらを参照してください
29 (ただし現時点では、Info 形式ドキュメントは英語版のみが用意されています)。
30 Emacs Lisp 使用方法についての完全なマニュアルとしては
31 『XEmacs Lisp Programmer's Manual』を、
32 オンラインで参照することができます。どちらのマニュアルも
33 .B TeX
34 書式パッケージを使用すれば、きれいに印刷することができます。
35 .PP
36 使用できる
37 .B XEmacs
38 の機能は、ほかの
39 .B Emacs
40 エディタでできるすべての機能が含まれており、
41 編集コマンドは Lisp で記述されているため、容易に拡張することができます。
42 .PP
43 .B XEmacs
44 には拡張対話型ヘルプ機能が用意されていますが、この機能を使用するには、
45 .B XEmacs
46 ウィンドウとバッファについての扱い方を知っていることが前提となります。
47 CTRL-h でヘルプ機能を実行します。「XEmacs 自習書(CTRL-h t)」は、
48 初心者が数分間で
49 .B XEmacs
50 の基礎を知ることができる対話型のチュートリアルを呼び出します。
51 「適切検索...(CTRL-h a)」は、指定した機能を実行するコマンドを
52 探す手助けをします。
53 「キー/マウス記述...(CTRL-h k)」は、指定したキー操作の実行内容を表示します。
54 「関数記述...(CTRL-h f)」は、指定した名前の Lisp 関数を表示します。
55 さらに「キー/マウス割り当て...(CTRL-h CTRL-k)」を使用すると、
56 .B XEmacs
57 リファレンスマニュアル上のキー操作を参照でき、
58 「Elisp 関数...(CTRL-h CTRL-f)」を使用すると、
59 『XEmacs Lisp Programmer's Manual』上の Lisp 関数を参照できます。
60 ユーザーがウィンドウシステムを使用している場合は、
61 これらのヘルプ機能はすべてヘルプメニューから使用することができます。
62 .PP
63 複数フレーム(トップレベルウィンドウ)、メニューバー、ツールバー、
64 水平・垂直スクロールバー、ダイアログボックス、拡張マウス機能
65 などを持つ X のようなウィンドウシステム環境下では、
66 .B XEmacs
67
68 拡張 GUI(グラフィカルユーザーインタフェース)をサポートします。
69 .PP
70 .B XEmacs
71 は、複数のフォントやカラー、可変幅フォント、可変行間隔を
72 完全にサポートしており、
73 ピックスマップをバッファに取り込むことも可能です
74 (これは特に、W3 Web ブラウジングパッケージや一部の
75 デバッガ、アウトライン機能のインタフェースに用いられます)。
76 .PP
77 .B XEmacs
78 の「元に戻す」は、バッファに反映された数ステップ前までの変更を
79 取り消すことができ、編集のミスを簡単に修復することができます。
80 .PP
81 .B XEmacs
82 には、多くの専用パッケージが用意されています。メールの読み出し (VM、MH-E、
83 RMail) や発信 (Mail)、ネットニュースの読み出しと投函 (GNUS)、
84 World Wide Web のブラウズ (W3)、すべての主要なプログラミング言語に
85 で書かれたソースコードを編集するための特化されたモード、
86 多くの言語用の構文強調表示 (Font-Lock)、コンパイル (Compile)、
87 .B XEmacs
88 ウィンドウ内で動作するサブシェル (Shell)、アウトライン編集 (Outline)、
89 Lisp の「読み込み、評価、表示」ループの実行 (Lisp-Interaction-Mode)、
90 ゲーム精神分析医 (Doctor) などです。
91 .PP
92 詳細なリファレンスマニュアルはありますが、
93 他のバージョンの Emacs を使用したことがあれば、
94 マニュアルなしでも問題なく対応できると思われます。
95 初めて Emacs を使用する人でも、チュートリアルを学習したり自動
96 マニュアル機能を利用することで、すぐに基本機能を使うことができるように
97 なるでしょう。
98 .PP
99 .SM "XEmacs オプション"
100 .PP
101 XEmacs は、X ウィンドウが動作する環境下では、すべての標準 X ツールキットの
102 コマンドオプションを認識します。それに加えて、以下のオプションを認識
103 します
104 (オプションが一連の複数の処理を意味する場合は、指定された順に実行されます)。
105 .TP
106 .BI \-t " デバイス名"
107 使用中の標準入出力の代わりに、指定されたデバイスを使います。これは
108 .BR \-nw
109 オプションを含意しています。
110 .TP
111 .BI \-batch
112 バッチモードで編集を行います。エディタは標準出力にメッセージを送出します。
113 実行ファイルを指定したり関数を呼び出す場合は、必ず
114 .BR \-l
115
116 .BR \-f
117
118 .B \-eval
119 オプションを使用してください。
120 .TP
121 .B \-nw\
122 ウィンドウシステム特有の表示用コードの使用をすべて禁止します。
123 現在の TTY を使用します。
124 .TP
125 .B \-debug\-init
126 初期化ファイルの読み込み中にエラーが発生した場合、デバッガを起動します。
127 .TP
128 .B \-unmapped
129 初期フレームをマッピングしません。
130 .TP
131 .B \-no\-site\-file
132 サイト固有の初期化ファイル(site-init.el)を読み込みません。
133 .TP
134 .BR \-q "、" \-no\-init\-file
135 初期化ファイルを読み込みません。
136 .TP
137 .BI \-u " ユーザー名、" \-user " ユーザー名"
138 指定したユーザー固有の初期化ファイルを読み込みます。
139 .TP
140 .I ファイル名
141 指定したファイルを編集します。
142 .TP
143 .BI \+ "行番号"
144 .I 行番号
145 に指定した行に移動します
146 .br
147 (+ 符号と行番号の間に空白文字は入れないでください)。
148 .TP
149 .BR \-help "、" \-flags "、" \-?
150 ヘルプメッセージを出力して終了します。
151 .TP
152 .BR \-V "、" \-version
153 バージョン番号を出力して終了します。
154 .TP
155 .BI \-f " 関数名、 " \-funcall " 関数名"
156 .I "関数名 "
157 に指定した Lisp 関数を実行します。
158 .TP
159 .BI \-l " ファイル名、 " \-load " ファイル名"
160 .I ファイル名
161 に指定したファイル中の Lisp コードを読み込みます。
162 .TP
163 .BI \-eval " フォーム"
164 .I フォーム
165 に指定した Lisp のフォームを評価します。
166 .TP
167 .BI \-i " ファイル名、" \-insert " ファイル名"
168 現在のバッファに、
169 .I ファイル名
170 に指定したファイルを取り込みます。
171 .TP
172 .B \-kill
173 .B XEmacs
174 を終了します(
175 .BR \-batch
176 で有効です)。
177 .PP
178 .SM "X での XEmacs の使用"
179 .PP
180 .B XEmacs
181 は、X ウィンドウシステム上で正しく動作するように開発されてきました。
182 X ウィンドウで
183 .B XEmacs
184 を起動すると、ディスプレイ内に独自の X ウィンドウを開きます。
185 ユーザーのオリジナルのウィンドウをそのまま使い続けることができるように、
186 エディタはバックグラウンドのジョブとして起動したほうがよいでしょう。
187 .PP
188 .B XEmacs
189 は、以下の標準 X オプションを付けて起動することができます。
190 .TP
191 .BI \-geometry " ##x##+##+##"
192 初期ウィンドウのジオメトリを指定します。## には、幅(文字数)、
193 高さ(文字数)、X オフセット(ピクセル数)、Y オフセット(ピクセル数)
194 を数字で指定してください。
195 .I ##x##
196
197 .I +##+##
198 などの書式の部分指定も有効です。(ジオメトリ仕様は、標準 X フォーマットに
199 準拠しています。詳細は
200 .BR X (1)
201 を参照してください。)
202 .TP
203 .B \-iconic
204 起動時の初期ウィンドウをアイコンで表示します。
205 .TP
206 .BI \-name " プログラム名"
207 ユーザーの X リソース内にあるデフォルトを参照するために使用される
208 プログラム名を指定します。
209 .TP
210 .BI \-title " タイトル名、" \-T " タイトル名、" \-wn " タイトル名"
211 .B XEmacs
212 ウィンドウのタイトル名を指定します。
213 .TP
214 .BI \-d " ディスプレイ名、" \-display " ディスプレイ名"
215 .IR ディスプレイ名
216 に指定したディスプレイ上に
217 .B XEmacs
218 ウィンドウを作成します。
219 このオプションは、コマンド行で最初 (先頭) に指定してください。
220 .TP
221 .BI \-font " フォント名、" \-fn " フォント名"
222 .B XEmacs
223 ウィンドウのフォントとして、
224 .I フォント名
225 に指定したフォントを使用します。X フォントは
226 .B "/usr/lib/X11/fonts"
227 ディレクトリから選択してください。
228 .B XEmacs
229 は、固定幅フォントと可変幅フォントのどちらでも動作しますが、
230 固定幅フォントを使用することをお勧めします。
231 .TP
232 .BI \-scrollbar\-width " ピクセル数"
233 垂直スクロールバーの幅を指定します。
234 .TP
235 .BI \-scrollbar\-height " ピクセル数"
236 水平スクロールバーの高さを指定します。
237 .TP
238 .BI \-bw " ピクセル数、 " \-borderwidth " ピクセル数"
239 .B XEmacs
240 ウィンドウの境界幅を指定します。
241 ウィンドウ両側のデフォルト値は 1 ピクセルです。
242 .TP
243 .BI \-ib " ピクセル数、 " \-internal\-border\-width " ピクセル数"
244 フレームの境界とテキストとの間隔を指定します。
245 ウィンドウ両側のデフォルト値は 1 ピクセルです。
246 .TP
247 .BI \-fg " カラー名、 " \-foreground " カラー名"
248 テキストの色を設定します。カラー名については、
249 .B "/usr/lib/X11/rgb.txt"
250 ファイル中のリストを参照してください。
251 .TP
252 .BI \-bg " カラー名、 " \-background " カラー名"
253 ウィンドウの背景の色を設定します。
254 .TP
255 .BI \-bd " カラー名、 " \-bordercolor " カラー名"
256 ウィンドウ境界の色を設定します。
257 .TP
258 .BI \-mc " カラー名"
259 マウスポインタの色を設定します。
260 .TP
261 .BI \-cr " カラー名"
262 テキストカーソルの色を設定します。
263 .TP
264 .BR \-rv "、" \-reverse
265 前景と背景の色を反転します(反転表示)。
266 このオプションを使用せずに、
267 前景色と背景色を明示的に設定することをお勧めします。
268 .TP
269 .BI \-xrm " 引数"
270 コマンド行で任意のリソースを設定することができます。
271 .B \.Xresource
272
273 .B \.Xdefaults
274 ファイル中に指定されるのと同様に、
275 .I 引数
276 に指定した値がリソースとして解釈されます。
277 .PP
278 ユーザーは、たとえば
279 .B \.Xresources
280
281 .B \.Xdefaults
282 ファイルで、
283 .B XEmacs
284 ウィンドウ用のリソースのデフォルト値を設定することもできます(
285 .BR xrdb (1)
286 参照)。
287 書式は以下のようになります。
288 .IP
289 \f3Emacs.\f2キーワード\f3:\f2値\f1
290 .PP
291 または
292 .IP
293 \f3Emacs*EmacsFrame.\f2キーワード\f3:\f2値\f1
294 .PP
295 です (どちらの形式かは、リソースによる)。
296 .PP
297 以下の書式を使用して、特定のフレームのリソースを設定することもできます。
298 .IP
299 \f3Emacs*\f2フレーム名\f3.\f2キーワード\f3:\f2値\f1
300 .PP
301 (VM のような完成されたパッケージは、それらのフレームに固有の
302 リソース名を与えます。この場合は VM になります。)
303 .PP
304 .B XEmacs
305 では、以下のキーワードに対するデフォルト設定をユーザーが行うことができます。
306 .TP
307 .B default.attributeFont (\fPclass\fB Face.AttributeFont)
308 ウィンドウのテキストフォントを設定します。
309 .TP
310 .B default.attributeForeground (\fPclass\fB Face.AttributeForeground)
311 ウィンドウテキストの色を設定します。
312 .TP
313 .B default.attributeBackground (\fPclass\fB Face.AttributeBackground)
314 ウィンドウの背景色を設定します。
315 .TP
316 .B \fIフェイス\fB.attributeFont (\fPclass\fB Face.AttributeFont)
317 フェイス名のフォントを設定します。
318 よく使用されるフェイス名を、以下に示します。
319 .PP
320 .in +\w'right-margin'u+12n
321 .ta \w'right-margin'u+4n
322 .ti -\w'right-margin'u+4n
323 フェイス 目的
324 .br
325 .ti -\w'right-margin'u+4n
326 default 通常のテキスト。
327 .br
328 .ti -\w'right-margin'u+4n
329 bold ボールド (太字) テキスト。
330 .br
331 .ti -\w'right-margin'u+4n
332 italic イタリック (斜体) テキスト。
333 .br
334 .ti -\w'right-margin'u+4n
335 bold-italic ボールドイタリックテキスト。
336 .br
337 .ti -\w'right-margin'u+4n
338 modeline モード行テキスト。
339 .br
340 .ti -\w'right-margin'u+4n
341 zmacs-region マウス選択されたテキスト。
342 .br
343 .ti -\w'right-margin'u+4n
344 highlight マウス通過時の強調テキスト。
345 .br
346 .ti -\w'right-margin'u+4n
347 left-margin 左マージン内のテキスト。
348 .br
349 .ti -\w'right-margin'u+4n
350 right-margin 右マージン内のテキスト。
351 .br
352 .ti -\w'right-margin'u+4n
353 isearch 検索時の強調テキスト。
354 .br
355 .ti -\w'right-margin'u+4n
356 info-node Info メニューのテキスト。
357 .br
358 .ti -\w'right-margin'u+4n
359 info-xref Info 相互参照のテキスト。
360 .TP
361 .B \fIフェイス\fB.attributeForeground(\f1class\fB Face.AttributeForeground)
362 指定フェイス用の前景色を設定します。
363 .TP
364 .B \fIフェイス\fB.attributeBackground(\f1class\fB Face.AttributeBackground)
365 指定フェイス用の背景色を設定します。
366 .TP
367 .B \fIフェイス\fB.attributeBackgroundPixmap
368 .B (\f1class\fB Face.AttributeBackgroundPixmap)\f1
369 .br
370 指定フェイス用の背景ピックスマップを設定します。
371 .TP
372 .B \fIフェイス\fB.attributeUnderline (\f1class\fB Face.AttributeUnderline)
373 指定フェイス用の下線の有無を決めます。
374 .TP
375 .B reverseVideo (\f1class\fB ReverseVideo)
376 .IR on
377 に設定された場合は、ウィンドウは反転表示します。
378 このリソースを使用せずに、前景色と背景色を
379 明示的に設定することをお勧めします。
380 .TP
381 .B borderWidth (\fPclass\fB BorderWidth)
382 ウィンドウの境界幅をピクセル数で設定します。
383 .TP
384 .B internalBorderWidth (\fPclass\fB InternalBorderWidth)
385 ウィンドウの内側境界幅をピクセル数で設定します。
386 .TP
387 .B borderColor (\fPclass\fB BorderColor)
388 ウィンドウ境界の色を設定します。
389 .TP
390 .B cursorColor (\fPclass\fB Foreground)
391 ウィンドウのテキストカーソルの色を設定します。
392 .TP
393 .B pointerColor (\fPclass\fB Foreground)
394 ウィンドウのマウスカーソルの色を設定します。
395 .TP
396 .B geometry (\fPclass\fB Geometry)
397 .B XEmacs
398 ウィンドウのジオメトリを設定します(上述)。
399 .TP
400 .B iconic (\fPclass\fB Iconic)
401 on に設定されている場合は、
402 .B XEmacs
403 ウィンドウは最初にアイコン化されて表示されます。
404 .TP
405 .B menubar (\fPclass\fB Menubar)
406 .B XEmacs
407 ウィンドウにメニューバーを表示させるかどうかを設定します。初期値は true です。
408 .TP
409 .B initiallyUnmapped (\fPclass\fB InitiallyUnmapped)
410 .B XEmacs
411 が起動時にアンマップされた初期フレームを残すかどうかを設定します。
412 .TP
413 .B barCursor (\fPclass\fB BarCursor)
414 カーソルの形状を、箱型またはバーに設定します。
415 .TP
416 .B title (\fPclass\fB Title)
417 .B XEmacs
418 ウィンドウのタイトル名を設定します。
419 .TP
420 .B iconName (\fPclass\fB Title)
421 .B XEmacs
422 ウィンドウアイコンの名前を設定します。
423 .TP
424 .B scrollBarWidth (\fPclass\fB ScrollBarWidth)
425 垂直スクロールバーの幅をピクセル数で設定します。
426 値を 0 にすると、垂直スクロールバーは表示されません。
427 .TP
428 .B scrollBarHeight (\fPclass\fB ScrollBarHeight)
429 水平スクロールバーの高さをピクセル数で設定します。
430 値を 0 にすると、水平スクロールバーは表示されません。
431 .TP
432 .B scrollBarPlacement (\fPclass\fB ScrollBarPlacement)
433 垂直・水平スクロールバーの位置を設定します。"top-left"、"bottom-left"、
434 "top-right"、"bottom-right"のいずれかを選択します。
435 デフォルトでは、Motif と Lucid 用には "bottom-right" が、
436 Athena 用には "buttom-left" が設定されています。
437 .TP
438 .B topToolBarHeight (\fPclass\fB TopToolBarHeight)
439 上部のツールバーの高さをピクセル数で設定します。
440 値を 0 にすると、ツールバーは表示されません。
441 .TP
442 .B bottomToolBarHeight (\fPclass\fB BottomToolBarHeight)
443 下部ツールバー の高さをピクセル数で設定します。
444 値を 0 にすると、下部ツールバーは表示されません。
445 .TP
446 .B leftToolBarWidth (\fPclass\fB LeftToolBarWidth)
447 左側のツールバーの幅をピクセル数で設定します。
448 値を 0 にすると、左側のツールバーは表示されません。
449 .TP
450 .B rightToolBarWidth (\fPclass\fB RightToolBarWidth)
451 右側のツールバーの幅をピクセル数で設定します。
452 値を 0 にすると、右側のツールバーは表示されません。
453 .TP
454 .B topToolBarShadowColor (\fPclass\fB TopToolBarShadowColor)
455 ツールバーの上部シャドウの色を設定します。
456 (すべてのツールバーに有効。上部ツールバー以外にも有効です。)
457 .TP
458 .B bottomToolBarShadowColor (\fPclass\fB BottomToolBarShadowColor)
459 ツールバーの下部シャドウの色を設定します。
460 (すべてのツールバーに有効。上部ツールバー以外にも有効です。)
461 .TP
462 .B topToolBarShadowPixmap (\fPclass\fB TopToolBarShadowPixmap)
463 ツールバーの上部シャドウのピックスマップを設定します。
464 (すべてのツールバーに有効。上部ツールバー以外にも有効です。)
465 設定されていれば、このリソースは対応するカラーリソースを無効にします。
466 .TP
467 .B bottomToolBarShadowPixmap (\fPclass\fB BottomToolBarShadowPixmap)
468 ツールバーの下部シャドウのピックスマップを設定します。
469 (すべてのツールバーに有効。上部ツールバー以外にも有効です。)
470 設定されていれば、このリソースは対応するカラーリソースを無効にします。
471 .TP
472 .B toolBarShadowThickness (\fPclass\fB ToolBarShadowThickness)
473 ツールバーを囲むシャドウ濃度をピクセル数で設定します。
474 .TP
475 .B visualBell (\fPclass\fB VisualBell)
476 スクリーン点滅またはビープ音のどちらを使用するかを設定します。
477 .TP
478 .B bellVolume (\fPclass\fB BellVolume)
479 ビープ音の音量を設定します。設定範囲は 0 から 100 です。
480 .TP
481 .B useBackingStore (\fPclass\fB UseBackingStore)
482 .B XEmacs
483 X ウィンドウのバッキングストア属性を設定するかどうかを決定します。
484 この属性を設定すると、
485 X サーバーが使用するメモリーが多くなりますが、
486 スクリーンを更新する際の X トラフィックが少なくなります。
487 また、モデム接続のような低速回線を使った
488 .I X
489 サーバーとの接続に有効です。
490 .TP
491 .B textPointer (\fPclass\fB Cursor)
492 テキスト上にマウスがあるときに使用するカーソルを設定します。
493 .TP
494 .B selectionPointer (\fPclass\fB Cursor)
495 マウス選択されたテキスト範囲上にマウスがあるときに使用する
496 カーソルを設定します。
497 .TP
498 .B spacePointer (\fPclass\fB Cursor)
499 バッファ内の空白スペース上にマウスがあるときに(つまり、
500 行末やファイルの最後で) 使用するカーソルを設定します。
501 .TP
502 .B modeLinePointer (\fPclass\fB Cursor)
503 モードライン上にマウスがあるときに使用するカーソルを設定します。
504 .TP
505 .B gcPointer (\fPclass\fB Cursor)
506 ガーベッジコレクション中に表示するカーソルを設定します。
507 .TP
508 .B scrollbarPointer (\fPclass\fB Cursor)
509 スクロールバー上にマウスがあるときに使用するカーソルを設定します。
510 .TP
511 .B pointerColor (\fPclass\fB Foreground)
512 マウスカーソルの前景色を設定します。
513 .TP
514 .B pointerBackground (\fPclass\fB Background)
515 マウスカーソルの背景色を設定します。
516 .PP
517 .SM "マウスの使用"
518 .PP
519 以下のリストは、X11 における
520 .B XEmacs
521 ウィンドウでの、マウスボタンの割り当てです。
522
523 .in +\w'CTRL-SHIFT-middle'u+4n
524 .ta \w'CTRL-SHIFT-middle'u+4n
525 .ti -\w'CTRL-SHIFT-middle'u+4n
526 マウスボタン 機能
527 .br
528 .ti -\w'CTRL-SHIFT-middle'u+4n
529 左 ポイントの位置決めと、テキストの選択。
530 .br
531 .ti -\w'CTRL-SHIFT-middle'u+4n
532 中央 テキストのペースト。
533 .br
534 .ti -\w'CTRL-SHIFT-middle'u+4n
535 右 オプションメニューのポップアップ
536 .br
537 .ti -\w'CTRL-SHIFT-middle'u+4n
538 SHIFT-左 選択範囲の拡張。
539 .br
540 .ti -\w'CTRL-SHIFT-middle'u+4n
541 CTRL-左 選択した内容をポイント位置に挿入。
542 .br
543 .ti -\w'CTRL-SHIFT-middle'u+4n
544 CTRL-中央 ポイントの位置決めとその位置でのテキストの選択。
545 .br
546 .ti -\w'CTRL-SHIFT-middle'u+4n
547 CTRL-SHIFT-左 選択した内容を削除しその内容をポイント位置に挿入。
548 .br
549 .ti -\w'CTRL-SHIFT-middle'u+4n
550 META-左 箱型選択。
551 .SH "ファイル"
552 .LP
553 Lisp コードが、起動時にユーザーの初期化ファイル \fB$HOME/.emacs\fP から
554 読み込まれます。
555 .LP
556 \f3/usr/local/info\f1
557 .br
558 Info 文書ブラウザ
559 (
560 .BR XEmacs
561 のサブシステム)の参照するファイル。
562 『XEmacs Reference Manual』と『XEmacs Lisp Programmer's Manual』
563 の完全なテキストが、所定の階層構造で収められています。
564 .LP
565 \f3/usr/local/lib/xemacs-$VERSION/info\f1
566 .br
567 Info ファイル(この位置とはかぎらない)
568 .LP
569 \f3/usr/local/lib/xemacs-$VERSION/src\f1
570 .br
571 C ソースファイルとオブジェクトファイル(存在しない場合もある)
572 .LP
573 \f3/usr/local/lib/xemacs-$VERSION/lisp/*\f1
574 .br
575 多くの編集コマンドを定義する Lisp ソースファイルとコンパイル済みファイル。
576 これらのファイルは機能や個々のパッケージ別にサブディレクトリ内に
577 分類され、置かれています。いくつかのファイルは
578 前もって読み込まれています。それ以外のものは、使用時にこれらのディレクトリから、
579 自動的に読み込まれます。
580 .LP
581 \f3/usr/local/lib/xemacs-$VERSION/etc\f1
582 .br
583 いくつかの情報ファイル、ピックスマップファイル、
584 パッケージに使用されるデータファイルなど。
585 .LP
586 \f3/usr/local/lib/xemacs-$VERSION/$CONFIGURATION\f1
587 .br
588 XEmacs に使用されるさまざまなプログラムファイル。
589 .LP
590 \f3/usr/local/lib/xemacs-$VERSION/$CONFIGURATION/DOC\f1
591 .br
592 Lisp プリミティブ (基本関数) と \fBXEmacs\fP にあらかじめ
593 読み込まれた Lisp 関数のドキュメント文字列。
594 これらのファイルは、\fBXEmacs\fP 本体のサイズを減らすためにここに保管
595 されています。
596 .LP
597 \f3/usr/local/lib/xemacs-$VERSION/etc/SERVICE\f1
598 .br
599 \fBXEmacs\fP ユーザーのための、学習、保守、移植、
600 カスタマイズなどのさまざまなサービスを提供する人々についてまとめています。
601 .LP
602 \f3/usr/local/lib/xemacs/lock\f1
603 .br
604 2 人のユーザーが 1 つのファイルを同時に更新できないように、
605 .BR XEmacs
606 で更新中のすべてのファイルに対してできるロックファイルを保持します。
607 .LP
608 \f3/usr/local/lib/xemacs/site-lisp\f1
609 .br
610 ローカルに作成する Lisp ファイル。
611 .LP
612 \f3/usr/lib/X11/rgb.txt\f1
613 .br
614 正式の X カラー名がリストされています。
615 .PP
616 .SH "使用上の留意点と問い合わせ先"
617 .B XEmacs
618 に関するバグや修正の報告先として、また助言を求める宛先として、
619 comp.emacs.xemacs ニュースグループがあります。
620 ただし、問題点をバグとして報告する前に、
621 本当にそれがバグであるか、誤解や意図的な機能ではないか
622 ということをお確かめください。バグレポートの方法や時期については、
623 リファレンスマニュアル(または Into システム) の後半近くある
624 「Reporting XEmacs Bugs」という章をお読みください。
625 また、報告するバグレポートには、動作中の
626 .B XEmacs
627 のバージョン番号とそれが動作しているシステムを記入してください。
628 最後に、バグの原因とそれが発生した状況を、できるだけそのまま保存しておいて
629 ください。その保存状態が良ければ簡単に修正できる可能性が高くなります。
630 できるだけご協力をお願いします。
631
632 このニュースグループは、xemacs@xemacs.org というメールリストからの発信、受信を
633 双方向に行うことができます。ネットニュースに簡単にアクセスできないような場合は、
634 newsgroup に代わってメールリストを読むことができます。メールリストへの追加
635 ご希望の方は、xemacs-request@xemacs.org へメールをお送りください。
636 (直接リストにメールを送信しないでください。)
637
638 .B XEmacs
639 の保守担当者は、定期的にニュースグループを読んでいます。そして報告された
640 バグに対して迅速に修正をするように努めています。しかしながら、すべての
641 メッセージが保守担当者から返答を受けることができるわけではありません。
642 保守担当者以外に多数の人達がニュースグループを読んでおり、通常彼らからも
643 出くわした問題を解決するための助言を得ることができます。
644
645 ニュースグループから得られる情報以上に、詳細なサポートが必要な場合は、
646 SERVICE ファイル(上述)を参照してください。
647 そのファイルに、担当者がリストされています。
648
649 XEmacs のメールリストについての詳細は、
650 .B /usr/local/lib/xemacs-$VERSION/etc/MAILINGLISTS
651 のファイルを参照してください。
652 .SH "非制約事項"
653 .PP
654 .B XEmacs
655 は、フリーのソフトウェアです。
656 .B XEmacs
657 General Public License に述べられている限りにおいて、だれでも
658 .B XEmacs
659 やそれに付随したもののコピー、およびリファレンスマニュアルに表示されている
660 内容のコピーを、任意の人に提供することが許されています。
661 .PP
662 .B XEmacs
663 は、UNIX システムの配布物とともにパッケージされて提供されることがありますが、
664 .B XEmacs
665 は常にそれらのシステムに関するライセンスの範囲外です。もし
666 .B XEmacs
667 もそのライセンスに含まれているとすれば、それは配布許可要項に反します。
668 いかなる人も
669 .B XEmacs
670 の配布に関しては何の制約も受けてはならない、というのが
671 General Public License の本来の目的です。
672 .SH "関連項目"
673 .BR X (1),
674 .BR xlsfonts (1),
675 .BR xterm (1),
676 .BR xrdb (1),
677 .BR emacs (1),
678 .BR vi (1)
679 .SH "著者"
680 .PP
681 .B XEmacs
682 は、Chuck Thompson <cthomp@xemacs.org>、Ben Wing <wing@666.com>、
683 Jamie Zawinski <jwz@netscape.com>、Richard Mlynarik <mly@adoc.xerox.com>、
684 Martin Buchholz <mrb@eng.sun.com> 他、によって書かれました。
685 Free Software Foundation の Richard Stallman の書いた
686 .B "GNU Emacs "
687 バージョン
688 .I 19
689 の早期バージョンをもとにしていましたが、
690 .B GNU Emacs
691 が使用可能となった後では、その後続リリースに同期されています。
692 もともとは、(今や存在しない) Lucid, Inc. によって書かれたもので、
693 .B "Lucid Emacs "
694 と呼ばれていました。
695 .PP
696 Chuck Thompson が
697 .B XEmacs
698 の再表示の基本部分を書き、
699 .B XEmacs
700 の FTP と WWW サイトを保持し、
701 バージョン 19.11 (
702 .B XEmacs
703 とよばれた最初のリリース) からすべての
704 .B XEmacs
705 の機能がリリースされました。
706 Ben Wing は、アジア言語のサポート、オンラインマニュアル (マニュアル
707 ページと多くの FAQ を含む)、外部ウィジェットコードを書き、低レベルだった
708 .B XEmacs
709 サブシステムの多くの基本部分を強化し、書き直しました。
710 Jamie Zawinski は、
711 .B "Lucid Emacs "
712 の初期バージョン (19.0) から最終バージョン (19.10) までのすべてを
713 リリースし、これらすべてのリリースの主コード貢献者でした。
714 Richard Mlynarik は、
715 .B XEmacs
716 Lisp オブジェクト割り当てシステムを書き直しと、キーマップコードと
717 ミニバッファコードの修正、そして
718 .B XEmacs
719
720 .B GNU Emacs
721 バージョン
722 .IR 19
723 の初期の同期を行いました。
724 .PP
725 その他多くの人も、多大な貢献を続けてきました。詳細な内容(別の観点
726 から見た \fBXEmacs\fP の長い歴史や鮮明な画像、\fBXEmacs\fP 貢献者たち
727 の人物紹介など)については、
728 ヘルプメニューの「XEmacs について」を参照してください。
729 .SH "追加情報"
730 \fBXEmacs\fP の追加情報については、
731 ヘルプメニューの「XEmacs について」(上述)を参照するか、
732 .B /usr/local/lib/xemacs-$VERSION/etc/NEWS
733 ファイルをお読みください。または Web ブラウザで
734 .PP
735 http://www.xemacs.org/
736 .PP
737 を指定してすると、\fBXEmacs\fP についての最新情報が得られます。
738 .PP
739 .B XEmacs
740 についての FAQ (よく尋ねられる質問) も、この URL で見つけることができます。
741 \fBXEmacs\fP 内の Info システムからは、使用可能な旧バージョンに
742 アクセスすることも可能です。
743 .PP
744 最新バージョンの \fBXEmacs\fP は、
745 .B "ftp://ftp.xemacs.org/pub/xemacs/"
746 またはお近くのミラーサイトから匿名 (anonymous) FTP で
747 ダウンロードすることができます。
748 以下にミラーサイトの一覧を記述します。
749 ただし、ミラーサイトが変更されてアクセスできない場合もあります。
750 .PP
751 ftp://ftp.ai.mit.edu/pub/xemacs/
752 .br
753 ftp://ftp.uu.net/systems/gnu/xemacs/
754 .br
755 ftp://ftp.sunet.se/pub/gnu/xemacs/
756 .br
757 ftp://ftp.cenatls.cena.dgac.fr/pub/Emacs/xemacs/
758 .br
759 ftp://liasun3.epfl.ch/pub/gnu/xemacs/
760 .br
761 ftp://ftp.th-darmstadt.de/pub/editors/xemacs/
762 .br
763 ftp://audrey.levels.unisa.edu.au/xemacs/
764 .br
765 ftp://sunsite.doc.ic.ac.uk/gnu/xemacs/
766 .br
767 ftp://ftp.ibp.fr/pub/emacs/xemacs/
768 .br
769 ftp://uiarchive.cso.uiuc.edu/pub/packages/xemacs/
770 .br
771 ftp://ftp.technion.ac.il/pub/unsupported/gnu/xemacs/
772 .br
773 ftp://thphys.irb.hr/pub/xemacs/
774 .PP
775 ミラーサイトの最新リストについては、Web サイトをご覧ください。
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